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避難勧告等の発令および伝達方法

[2017年2月8日]

 平成26年に広島市で発生し多数の死者を出した土砂災害、平成27年に鬼怒川の堤防決壊等により多くの死傷者を出した関東・東北豪雨災害および平成28年に東北・北海道各地で甚大な被害を出した台風10号による水害等では、避難勧告等の発令についてさまざまな課題が明らかとなりました。とりわけ、平成28年の台風10号による水害では、岩手県岩泉町の高齢者施設において、避難準備情報の意味するところが伝わっておらず、適切な避難行動がとられなかったことが大きな課題とされました。

 そのため、平成28年12月に従来の「避難準備情報」を「避難準備・高齢者等避難開始」に変更し、高齢者等が避難を開始する段階であることが明確にされました。併せて「避難勧告」と「避難指示」の違いが明確となるように「避難指示」に緊急を付記して「避難指示(緊急)」とすることとされました。

 住民の生命・身体を災害から守るためには、適切なタイミングで対象地域に避難勧告等を発令することが重要です。このためには、避難勧告等の発令・伝達に関して具体的な判断基準を示しておく必要があります。

 住民は、災害が発生するまでに避難を終えていることが原則でありますが、状況に応じての適切な避難行動をとることが必要です。

 したがって、下記の点を避難行動についての基本的な考えとします。

 •要配慮者、特に避難行動や情報面での支援を要する避難行動要支援者も含めた住民の確実な避難。

 •道路冠水等で危険な中を避難するような事態の回避。

 •切迫した状況では、生命を守る最低限の行動。(あらかじめ計画された避難場所へ避難することが必ずしも適切でなく、状況に応じて自宅や隣接建物の上階等へ避難することもある。

 

1.避難準備・高齢者等避難開始、勧告、指示(緊急)等の方法

避難準備・高齢者等避難開始、勧告、指示(緊急)等の方法一覧
区分発令時の状況住民に求める行動伝達内容伝達手段
避難準備・高齢者等避難開始避難行動要支援者等、特に避難行動に時間を要する者が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害の発生する可能性が高まった状況。避難行動要支援者等、特に避難行動に時間を要する者は、計画された避難場所への避難行動を開始(避難支援者は支援行動を開始)
上記以外の者は、家族等との連絡、非常時持出品の用意等、避難準備を開始
ア.事前避難すべき理由
イ.危険区域
ウ.避難対象者
エ.避難先
オ.その他注意事項
・広報車
・緊急通報システム
・彦根市ホームページ
・FMひこね
・口頭伝達
・放送事業者
・彦根市メール配信システム
避難勧告通常の避難行動ができる者が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害の発生する可能性が明らかに高まった状況。通常の行動ができる者は、計画された避難場所等への避難行動を開始ア.避難すべき理由
イ.要避難対象地域
ウ.避難先
エ.避難経路
オ.その他注意事項

・広報車
・緊急通報システム
・彦根市ホームページ
・FMひこね
・口頭伝達
・警鐘乱打
・サイレン吹鳴
・放送事業者
・彦根市メール配信システム

避難指示   (緊急)

1.前兆現象や、現地の切迫した状況から、人的被害の発生する危険性が高いと判断された状況。
2.堤防の隣接地等、地域の特性から人的被害の発生する危険性が非常に高いと判断された状況。
3.人的被害の発生した状況
避難勧告等の発令後で避難中の住民は、確実な避難行動を直ちに完了。
未だ避難していない対象住民は、直ちに避難行動に移るとともに、そのいとまがない場合は生命・身体を守る最低限の行動
ア.避難すべき理由
イ.要避難対象地域
ウ.避難先
エ.避難経路
オ.その他注意事項
・広報車
・緊急通報システム
・彦根市ホームページ
・FMひこね
・口頭伝達
・警鐘乱打
・サイレン吹鳴
・放送事業者
・彦根市メール配信システム
避難収容緊急的に避難した一時避難場所から、避難場所への移動が適切と考えられる状況。一時避難場所から避難場所への移動ア.一時避難場所から移動する理由
イ.移動方法
ウ.移動先(収容施設)
エ.その他注意事項
・口頭伝達

※避難の勧告または指示をしたとき、あるいは自主避難が行われたことを覚知したときは、速やかに関係機関と協力して、その周知徹底を図る。

2.河川氾濫に関する避難勧告発令の判断基準

避難準備・高齢者等避難開始

  • いずれかの量水標にて、避難判断水位を超え、災害の発生する可能性が高まった時
  • はん濫警戒情報の通知を受け、災害の発生する可能性が高まった時

  • 予想雨量や実況雨量から、深夜・早朝に避難が必要となる可能性が高まった時

避難勧告

  • いずれかの量水標にて、はん濫危険水位(特別警戒水位)を超え、災害の発生する可能性が明らかに高まった時
  • はん濫危険情報の通知を受け、災害の発生する可能性が明らかに高まった時
  • 予想雨量や実況雨量から、深夜・早朝に避難が必要となる可能性が明らかに高まった時
  • 河川管理施設の異常(漏水等堤防の決壊につながるおそれがある被災等)を確認した時

避難指示(緊急)

  • 水位が堤防天端高に到達するおそれが高い等、災害の発生する危険性が非常に高いと判断された時

  • はん濫発生情報の通知を受けた時

  • 堤防の決壊を確認した時

  • 河川管理施設の異常(亀裂、大規模漏水等)を確認した時

3.対象地域における避難勧告等の発令の判断基準

判断基準地点 芹川

観測地点 旭橋テレメーター

河川の特徴

JR琵琶湖線より上流は、掘込河川で、同下流は、彦根城築城時に河道が付け替えられたもので、築堤河川、天井川で流下能力も小さくなっている。

対象地域

JR琵琶湖線より下流の地域の洪水ハザードマッブで0.5m以上の浸水が示される地域。

芹川町 芹町 沼波町 元岡町 大橋町 芹中町 橋向町 後三条町 芹橋1・2丁目 池州町 中藪町 長曽根南町 大藪町 中藪1・2丁目 栄町1・2丁目 長曽根町

判断基準
避難情報判断状況
避難準備・高齢者等避難開始1.河川水位が避難判断水位(1.0m)に達し、さらに、はん濫危険水位(1.4m)に達すると予想される場合。
2.今後、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
避難勧告1.河川水位がはん濫危険水位(1.4m)に達し、さらに水位上昇が予想される場合。
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.当該地域または土地建物等に災害が発生する恐れが高まった場合。
避難指示(緊急)1.河川水位が1.8mに達すると予想される場合。
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.一部の地域で災害した場合。

判断基準地点 犬上川

観測地点 千鳥橋テレメーター

河川の特徴

中下流部は築堤河川であり、高宮地先から下流は、部分的に川幅が狭くなり流下能力が小さくなっている。

対象地域

洪水ハザードマッブで0.5m以上の浸水が示される地域。

竹ヶ鼻町 西今町 宇尾町 野瀬町 開出今町全域 八坂町中・北

判断基準
避難情報判断状況
避難準備・高齢者等避難開始1.河川水位が避難判断水位(2.0m)に達し、さらに、はん濫危険水位(2.3m)に達すると予想される場合
2.今後、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
避難勧告1.河川水位がはん濫危険水位(2.3m)に達し、さらに水位上昇が予想される場合
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.当該地域または土地建物等に災害が発生する恐れが高まった場合。
避難指示(緊急)1.河川水位が2.55mに達すると予想される場合。
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.一部の地域で災害した場合。

判断基準地点 宇曽川

観測地点 金沢大橋テレメーター

河川の特徴

かつては湖東の荒れ川の異名を持ち洪水のたびに氾濫に見舞われたが、昭和62年度に河川改修が終了している。

対象地域

洪水ハザードマッブで0.5m以上の浸水が示される地域。

肥田町 金沢町 賀田山町小田部・大山・小山 三津屋町一部

判断基準
避難情報判断状況
避難準備・高齢者等避難開始1.河川水位が避難判断水位(2.9m)に達し、さらに、はん濫危険水位(3.7m)に達すると予想される場合
2.今後、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
避難勧告1.河川水位がはん濫危険水位(3.7m)に達し、さらに水位上昇が予想される場合
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.当該地域または土地建物等に災害が発生する恐れが高まった場合。
避難指示(緊急)1.河川水位が4.5mに達すると予想される場合。
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.一部の地域で災害した場合。

判断基準地点 愛知川

観測地点 御幸橋テレメーター

河川の特徴

下流部は天井川となっており、堤防、堤内地にかけては、広大な河畔林を形成し、この河畔林は、貴重な生態系維持の場となっており、愛知川の大きな特徴となっています。

対象地域

洪水ハザードマッブで0.5m以上の浸水が示される地域。

肥田町 野良田町 稲枝町 金沢町 稲部町 服部町 彦富町 上岡部町 田原町 普光寺町 上稲葉町 下稲葉町 本庄町 田附町

判断基準
避難情報判断状況
避難準備・高齢者等避難開始1.河川水位が避難判断水位(1.75m)に達し、さらに、はん濫危険水位(2.3m)に達すると予想される場合
2.今後、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
避難勧告1.河川水位がはん濫危険水位(2.3m)に達し、さらに水位上昇が予想される場合
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.当該地域または土地建物等に災害が発生する恐れが高まった場合。
避難指示(緊急)1.河川水位が2.8mに達すると予想される場合。
2.今後も、時間雨量50mm以上の強い雨が継続すると予想される場合。
3.一部の地域で災害した場合。

※避難準備・高齢者等避難開始は、判断状況1、2とも要件を満たした場合に発令します。
※避難勧告および避難指示(緊急)は、当該地域または土地建物等に災害が発生する恐れが高まった場合または一部の地域で災害した場合は、水位雨量の数値に限らず発令します。

4.避難勧告等の伝達内容の例

避難準備・高齢者等避難開始の伝達文

 こちらは、彦根市災害対策本部です。
 ただ今、○時○分に○○地区に対して避難準備・高齢者等避難開始を出しました。
 お年寄りの方等避難に時間がかかる方は、直ちに○○公民館へ避難してください。
 その他の方も避難の準備を始めてください。

(そのほか、「昨夜からの大雨により、○○時間後には○○川の水位が危険水位に達するおそれがあります」、「できるだけ近所の方にも声をかけて避難してください」等)

避難勧告の伝達文(住民あて)

 こちらは、彦根市災害対策本部です。
 ただ今、○時○分に○○地区に対して避難勧告を出しました。
 直ちに○○公民館へ避難してください。なお、浸水により、○○道は通行できません。

(そのほか、「昨夜からの大雨により、○○時間後には○○川の水位が危険水位に達するおそれがあります」、「できるだけ近所の方にも声をかけて避難してください」等)

避難指示(緊急)の伝達文(住民あて)

 彦根市長の○○です。
 ただ今、○時○分に○○地区に対して避難指示(緊急)を出しました。(堤防が決壊して/○○川が危険水位を突破して)大変危険な状況です。
 避難中の方は直ちに○○公民館への避難を完了してください。十分な時間がない方は近くの安全な建物に避難してください。
 なお、浸水により、○○道は通行できません。

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彦根市市長直轄組織危機管理課

電話: 0749-30-6150 ファックス: 0749-23-1777

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