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「ひこにゃん」商標の不正競争等防止法に基づく仮処分申立事件の却下決定について

[2014年3月31日]

 既にテレビや新聞等で報道されているとおり、彦根市は、「ひこにゃん」の原作者らに対し、「ひこにゃん」に類似したイラストを使用した商品の製造・販売等を中止するよう求めた仮処分の申立てをしました。しかし、平成22年12月24日、大阪地方裁判所は、彦根市の申立てについて、「却下」の決定をしました。そこで、このことについて、市民の皆さんに、背景および彦根市の考え方をご説明いたします。
 彦根市は、「ひこにゃん」を彦根市の登録商標として、地域の発展のために活用しております。しかし、彦根を訪れた観光客の方などから「ひこにゃん」に類似したイラストを使用した商品を、「ひこにゃん」と間違って買ったという苦情が彦根市などに寄せられるようになりました。
 商標のように商品や営業を表示するものについては、本来の権利者に無断で使われたものが出回ると、その商品を買う消費者の方々が非常に迷惑します。そこで、広く知られている、他人の商標に類似した商標を使用した商品を販売するなどして、他人の商品や営業と混同を生じさせることは、不正競争防止法によって、「不正競争」として禁止されています。また、他人の商品などとの混同を生じていなくても、自分の商品の表示として、他人の著名な商標を使用した商品の販売などを行うことは、「不正競争」として禁止されます。
 「ひこにゃん」の原作者が、「ひこにゃん」商標に類似したイラストを使用した商品の製造・販売等をしていることは、不正競争に該当するので、彦根市は、これをやめるよう、仮処分の申立てを行った次第です。
 しかしながら、大阪地方裁判所は、原作者らの行為が不正競争防止法に違反するかどうかについて全く判断しないまま、彦根市の申立てを却下しました。そのため、彦根市は、この決定を不服として、平成23年1月5日、大阪高等裁判所に即時抗告を行いました。
 大阪地方裁判所は、彦根市の申立てを却下した理由として、彦根市が、ぬいぐるみなどの立体物について「ひこにゃん」商標の使用許可を行っていることを挙げています。大阪地方裁判所は、この使用許可が、平成19年12月14日に国宝・彦根城築城400年祭実行委員会および彦根市と「ひこにゃん」原作者との間で成立した調停条項に違反すると判断したのです。
 しかし、この調停条項は、立体物に対して「ひこにゃん」商標の使用許可を彦根市が行うことを禁止していないというのが、彦根市の考えです。ですから、大阪地方裁判所の却下決定はきわめて不当なものです。したがって、大阪高等裁判所においては、彦根市の主張が認められるよう、努めてまいります。
 あわせて、彦根市は、「ひこにゃん」が今後も変わらず、皆さんから愛され、安心して使っていただくため、引き続きご理解をいただきたいと考えております。

平成23年2月8日
彦根市
彦根市代理人 弁護士 鈴木 章

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