■ 市民の健康課題と改善の目標値
市民が目指している「健やかで心豊かな暮らしの姿」を実現するためには、「健康であること」が必要になります。この計画では、健康に自信がない人を減らすことで、健康な人や元気な人が増え、病気になる可能性の人が減り、結果的には病気で治療中の人が減ると考えます。(下図)健康な人や元気な人を増やすためには、健康に影響を及ぼす疾病を予防することが必要です。そこで、10年後に「健康です」と答える人が現在よりも増加するよう、アンケートの結果をもとにして各世代で取り組むべき疾病を選び、さらに目標値を設定しました。

健康に自信がない人を減らして、健康な人・元気な人を増やす |
1)
取り組む疾病
| (1)高脂血症 40・50・60歳代で取り組みます |
基本健康診査の結果では、過半数の人にみられる課題です。放っておくと、心臓病・脳梗塞などをおこします。生活習慣の改善への取り組みが行いやすく、また、効果が出やすいと考えます。
《関係する生活習慣》脂ものの摂り過ぎ、野菜の摂取不足、運動不足など
加齢に伴い、高血圧になる人の割合が増えます。彦根市では、アンケートの結果、50歳代と60歳代とでは3倍近い差があります。中高年の市民にとって身近な疾患で、生活習慣の改善への取り組みも行いやすいと考えられます。
《関係する生活習慣》塩分の摂り過ぎ、野菜の摂取不足、運動不足など
| (3)肥満(BMI25以上)40・50・60歳代で取り組みます |
肥満は万病のもとで、高血圧・心臓病・脳梗塞などの原因となります。どの年代においても、肥満である人の割合が多いことと、体重を測るという身近な指標があることから、取り組みやすいと考えました。
《関係する生活習慣》食べ過ぎ、脂ものの摂り過ぎ、早食い、缶コーヒー・ジュースなどをほぼ毎日飲む、間食の摂りすぎ、野菜の摂取不足、運動不足など
知らない間に進み、40歳代を境に歯を失う人が急に増えます。アンケートでは、40歳代で治療中の人の割合は少ないですが、歯周疾患の予備軍と考えられる「歯を磨いたときに歯ぐきから時々血が出る人」は約50%を占めていました。
《関係する生活習慣》歯間ブラシを使っていない、定期検診を受けていないなど
運動不足、偏った姿勢、肥満などによる腰痛・膝痛が考えられます。これらにより、日常生活の動作に支障が生じるほか、高齢者においては転倒の原因にもなります。
《関係する生活習慣》運動不足、筋肉トレーニングをしていないなど |